介護付き有料老人ホーム入居時の注意

 

介護付き有料老人ホームから退去しなくてはいけない場合もあります。介護付き有料老人ホームの経営は民間で行っているため、経営状態が悪化した時には退去を求められることもあるようです。

 

そのため、介護付き有料老人ホーム入居時には、財務諸表等もよく見ておくことと、現地見学は必須で、さらに体験入居時には近隣からの情報も収集しておくことが必要です。

 

また、財務情報をみる際にチェックしておくことは、利益を出しているかどうかです。有料老人ホームも一つの会社であり、存続していくためには利益を得られなくては続けられません。

 

設立から何年経っているかということも考慮しましょう。一般に有料老人ホームは、初期投資がかかるため、設立間もない時期の経営は難しいとされますが、一定期間が経過していても入居者が集まらず、空室が目立つ場合には今後の経営が難しくなってくる場合もあるので注意が必要です。

 

また、介護スタッフの人数も重要で、介護付き有料老人ホームにおいて、介護にあたる十分な人数を確保出来ないという場合は、経営上問題を抱えていることもあります。

 

介護が十分でない介護付き有料老人ホームは、入居者も減少し、経営に影響するので、介護スタッフの人数は今後どうなるかという見解を聞くのも、今後の有料老人ホームの経営を知る目安となるでしょう。